論文 『近代真宗教学史にみられる獲信解釈の研究』
―――――――――― 目次 ―――――――――――
序論
第一章 ウイリアム・ジェイムズより学ぶ方法論
- 第一節 方法論としてジェイムズの宗教観を適用する意義
- 第二節 ウイリアム・ジェイムズの生涯
- 第三節 『宗教的経験の諸相』の書かれた時代背景
- 第四節 『宗教的経験の諸相』の書かれた意図
- 第五節 『宗教的経験の諸相』の批判的検討
– – – 第一項 『宗教的経験の諸相』についての評価
– – – 第二項 『宗教的経験の諸相』に対する批判 - 第六節 二度生まれの人々について
– – – 第一項 健全な心
– – – 第二項 病める魂 - 小結
第二章 親鸞の獲信における二度生まれの考察
第三章 伊藤康善における宗教的経験と教学
- 第一節 伊藤康善の生涯
- 第二節 『仏敵』にみられる伊藤康善の宗教的経験
– – – 第一項 『仏敵』について
– – – 第二項 伊藤の求道と獲信(前半)
– – – 第二項 伊藤の求道と獲信(後半) - 第三節 『善き知識を求めて』にみられる伊藤の教学の形成
- 小結
第四章 布教者およびジャーナリストとしての伊藤の業績
- 第一節 結核患者を中心とした布教
– – – 第一項 国嶋療法にみられる宗教的経験
– – – 第二項 『悟痰録』にみられる宗教的経験
– – – 第三項 『死を凝視して』にみられる宗教的経験 - 第二節 華光会の設立
- 第三節 ジャーナリストとしての伊藤康善
– – – 第一項 ジャーナリストとしての活躍と戦争観
– – – 第二項 『安心調べ』における論点
– – – 第三項 『アメリカ同行順礼記』における、宗教体験者への取材 - 小結
第五章 近代における布教者の獲信解釈、および伊藤との比較
- 第一節 伊藤康善が批判され得る側面
– – – 第一項 異安心はなぜ起こるか
– – – 第二項 求道について
– – – 第三項 機責め
– – – 第四項 一念覚知
– – – 第五項 伊藤の善知識としての姿勢 - 第二節 近代の布教者に見る伊藤康善との比較
– – – 第一項 近角常観の廻心と獲信への導き
– – – 第二項 大沼法龍の廻心と獲信への導き
– – – 第三項 羽栗行道の廻心と獲信への導き - 第三節 伊藤康善より考察できる獲信への過程
– – – 第一項 自力と他力の廃立
– – – 第二項 黒い心、白い心、暗い心
– – – 第三項 示談 - 小結
第六章 新たな発展としての西光義敞の業績
結論
参考文献一覧
<凡例> 引用典籍の略称は以下のように統一した。 『浄土真宗聖典全書』 → 『聖典全書』